2015年1月の記事

次世代農業に対する期待

お世話になります、大分事務所の荒木です。

最近スマートアグリに関する情報が増えてきて、大手電気業界が相次いで参入してきているのは、
昨年の外池の記事にも登場したところではありますが、キーワードでネットを見ていると
興味深い情報がありましたので、ご紹介を兼ねて雑言させていただきます。

それは、日刊工業新聞社主催のスマートコミュニティJAPAN2015と題して、東京のビックサイトで
6月17日から19日まで行われるようで、2010年から5回目の開催となり出展企業・団体も九州の
有名団体もちらほらとあります。その中で注目しましたのは、大分の九重町です。
農林水産省の次世代施設園芸導入加速支援事業として、平成26年度新規採用事業として、温泉熱を利用したパプリカの生産を栽培面積2.4haで取組をしているようです。

これは、一度行って見なくてはと!大変興味深かったのでご紹介させていただきました。

本当の限界はこれから

お世話になります、大分事務所の荒木です。

2015年の予算案が出まして、農業分野に関しても政府の戦略が見えてきたところですが、
どうやら今回の予算は、補正とのバランスをとる形で農道整備なので公共部門にも予算が渡るようですが
農道整備といえば、中山間地での生産性をあげる為には重要なポイントとなるのですが、
当然ながら、すべてに行き渡るわけではないために、同じ中山間地域でも違いが出てくることだろうと思います。その違いを生み出す要因のひとつは、地域として以下に行政と連携して地域の活性化や農地再生に取り組む姿勢が計画的に行われているかによっても、行政の反応は違ってくると感じております。

さて、その地域の取組ということですが、今月末にNHKで始まります反町隆史主演ドラマ『限界集落株式会社』について少しご紹介をさせていただきます。反町といえば、農業簿記でポピュラーなソリマチつながりできまったとか決まってないとか。(ソリマチを知らない人はごめんなさい)
それはおいといてですが、原作は黒野伸一さんです。
あらすじは、高齢化・人口減少による担い手が減少し閉塞していく農村を舞台に、
都会の企業で活躍した農村出身の若者が、企業的な経営を取り入れて農村に活気を取り戻そうと
奮闘する話です。私も以前本を読んだことがあり、お客さんのところでも似たような問題があることから
共感しつつ、現実との違いも感じながらも楽しく読ませていただきました。

感じ方は人それぞれだと思いますが、このドラマような問題を抱える地域が全国で非常に多いのではないでしょうか。特にドラマのような迫ってくる変化に対する恐怖と抵抗は、誰しもが持つところであり、
これを乗り越えさせるキーマンとなる経営陣の負担と努力はとてつもなく大きいものです。
ぜひこのドラマが注目を浴び、少しでもみなさんの意識に触れてドラマのような地域が増えてくれればいいなと思うこのごろです。

 

 

 

 

機能性野菜は、経済を活性化させる切り札となりえるのか!?

お世話なります、大分事務所の荒木です。

人口減少や若者の野菜離れによる農産物等の消費低下が叫ばれて久しいのですが、
一方で、高齢化に伴い健康志向の高まりや肉消費中心から野菜等中心へのシフトも注目を集めております。

その中で、今後の経済活性を担うであろうと期待されているのが『機能性野菜』です。
『機能性野菜』とは、本来は含まれていないか、含まれていても微量な成分の含有量を人口的に高め
健康を手助けする効果が高められた野菜のことを指しております。
例えば、カゴメが生産販売しているのが、抗酸化作用や抗老化作用が期待できるリコピンが1.5倍多い
「高リコピントマト」など既に有名となっているものも多いです。

この流れを助長するかのように4月から食品機能性表示制度が規制改革され
トクホのように申請が難しい制度とは別に、ガイドラインに基づく届出で表示できる第3の表示制度が
スタートします。これにより生産者が取り組みやすくなり、市場が拡大すれば、さらにこの分野が
成長していくことが期待できます。
20年前に取り入れた米国では市場規模が5倍に拡大したこともあり、その可能性が伺えます。

また、この背景には、医療費増大の抑制への期待もあります。
ぜひこの機会にみなさんの会社の商品へ活かせないか検討してみるのいいのではないかと思い
紹介させていただきました。いまはまだ、大企業が中心に研究しているところが多いですが、
地元の農業法人が大学や他産業と連携して取組をしているケースも多いようですので
今から取り組むことで時代の恩恵を受けれるチャンスがあるかもしれません。

平成27年度 税制改正大綱決まる

お世話になります、大分事務所の荒木です。

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

平成27年度の税制改正大綱が決まりました。税制改正大綱とは、法案として成立する前の案です。
これによって、27年度の各分野にどういう成長・発展をしてもらいたいかが見えます。

農業に関しては、これまでの延長として、
農業経営基盤強化準備金制度や農地集約関連の税率優遇などが
あがっております。また、農業用機械などに使用するとして一定の手続きをとれば
軽油引取税が免除される制度も3年延長となりました。

また、エンジェル税制の範囲拡大により、農業ベンチャーによる期待も読み取れます。

詳しくごらんになりたい方は、こちら自民党HP