お世話になります、大分事務所の荒木です。
2015年の予算案が出まして、農業分野に関しても政府の戦略が見えてきたところですが、
どうやら今回の予算は、補正とのバランスをとる形で農道整備なので公共部門にも予算が渡るようですが
農道整備といえば、中山間地での生産性をあげる為には重要なポイントとなるのですが、
当然ながら、すべてに行き渡るわけではないために、同じ中山間地域でも違いが出てくることだろうと思います。その違いを生み出す要因のひとつは、地域として以下に行政と連携して地域の活性化や農地再生に取り組む姿勢が計画的に行われているかによっても、行政の反応は違ってくると感じております。
さて、その地域の取組ということですが、今月末にNHKで始まります反町隆史主演ドラマ『限界集落株式会社』について少しご紹介をさせていただきます。反町といえば、農業簿記でポピュラーなソリマチつながりできまったとか決まってないとか。(ソリマチを知らない人はごめんなさい)
それはおいといてですが、原作は黒野伸一さんです。
あらすじは、高齢化・人口減少による担い手が減少し閉塞していく農村を舞台に、
都会の企業で活躍した農村出身の若者が、企業的な経営を取り入れて農村に活気を取り戻そうと
奮闘する話です。私も以前本を読んだことがあり、お客さんのところでも似たような問題があることから
共感しつつ、現実との違いも感じながらも楽しく読ませていただきました。
感じ方は人それぞれだと思いますが、このドラマような問題を抱える地域が全国で非常に多いのではないでしょうか。特にドラマのような迫ってくる変化に対する恐怖と抵抗は、誰しもが持つところであり、
これを乗り越えさせるキーマンとなる経営陣の負担と努力はとてつもなく大きいものです。
ぜひこのドラマが注目を浴び、少しでもみなさんの意識に触れてドラマのような地域が増えてくれればいいなと思うこのごろです。