2015年3月の記事

農業だって数値目標は必要!

お世話になります、大分事務所の荒木です。

本日は、春分の日です。これから昼の時間が長くなるので、仕事に趣味に活動したいと思います。
ちなみに、趣味である釣りは先日大在埠頭にて惨敗を喫してきたところです(TT)

さて、本日は、指標ということで、最近経済誌等で見かけるようになりました『KPI』についてです。
KPIとは、重要業績評価指数(Key  Performance  Indicatores)で、目標を達成するための進捗確認の目安となる指標のことです。
我々会計事務所でもKPIを使った指標を管理しておりまして年間目標にたいして具体的に何をすべきか、それをどの時期にどれくらい進めていく必要があるか
といったように、目標が明確になります。
営業の方にとってKPIより身近なものでありますし、経営者にとっても営業の進捗状況の確認フォローがしやすくなると思います。

例えば、今まで売上=単価×顧客数は管理していたという方も さらに分析をすると売上=単価×顧客数(=認知度×購入率)と置き換えられるとしますと
KPIでは、認知度と購入率を数値化して管理していくことで、以前より安定して売上が達成できるようになります。
逆に言いますと、認知度や購入率を管理していないと、売上がなぜ伸びたのか?なぜ下がったのか?がわからず、たまたまということで終わってしまい不安定な経営が続くわけです。

これはほんの一例ですが、これから人口減少・高齢化による消費力減少を迎える社会にあっては、いかに資本・労力を絞って投入するかがかぎになります.
昔ながらのローラー営業やルート営業だけでは乗り切れない時代だとも思えます。
数字がすべてではありませんが、数字が示すのはこれまでの航路であり、次にどう舵を切ればいいのか示してくれます。

全国農地ナビに期待しつつも、転用権限の地方移管はどうなの?

お世話になります、大分事務所の荒木です。
ようやくみなさんも確定申告を乗り切りほっとしていることではないでしょうか?

それもつかの間4月から色々な制度改正や組織変更が行われます。
その中で、私が注目してますのは、農地関連です。
昨年4月に施行された改正農地法により農業委員会は農地情報の公表が位置づけられそれにともない
インターネットで一部の農地を除いて全国の農地情報がでにはいるようになるようです。
面積や賃借権の設定など個人情報に該当しない範囲で公開されるため
規模拡大のため経営面積を戦略的に増やす経営体にとっては、有益な情報になるのではないかと期待しております。

一方で、危惧されるのは、2ha超~4ha以下の転用について大臣協議が廃止されたことについて
大型の郊外型ショッピングセンターへの転用がしやすくなったと考えるむきもでてきました。
必ずしも郊外型のスーパーが悪いとはいえませんが、郊外型の出店と衰退のサイクルを見れば
残された土地の問題が出てくることが懸念されます。
転用によるゾーニングも所有者の権利ではありますが、国家戦略に沿った形で
すすんでいくことを期待しております

6次産業化の礎となるか?

お世話になります、大分事務所の荒木です。

確定申告も終盤に近づき、多くの方はすでに終わられている頃だと思います。
私たちもなんとか最後まで駆け抜けるべく奮闘しております。

今回は3月13日にオープンするお客さんのお店の紹介も兼ねて
小話をしたいと思います。
6次産業化といっても、大小様々で、政策が期待するような農業関連の生産高を倍増させるような大規模なものから、現状の資産・設備・農産物を活用して少しでも売上増に繋がればといったものまで、いろんな組織が
もがいているというのが現状ではないでしょうか?
私個人的には、そういう少しでも活用して売上増や組織の活性化に意識が向くということが大切なことだと思っています。特に農業分野はこれまで政策の支援のものとビジネスとして自立した再生産サイクルというのが、他の業界に比べると遅れていたわけですから・・・。
なので、多少の失敗はつきもとして、それを糧に仕組みとして成立するまで挑戦してもらいたいなぁ~と期待してます。

先ほど、紹介も兼ねてと申しましたように、3月13日に別府の城島高原の近くで、地元で生産した食材を活用したレストラン『森のパレット』がオープンします。
今ドラマでやっているような集落営農組織が、次のステップにいけるかがかかっている重要な
試みでもあります。近くを通られました際にはぜひお立ち寄りください。
新鮮な食材を使った料理を堪能できると思いますよ~。